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東京都知事選

<明日を託せるのは誰> (3)青春時代

(届け出順)

◆合唱団で度胸をつけた

 鳥越俊太郎氏(76) 著書「親父(おやじ)の出番」によると、高校までは人前で話すのが苦手だった。先生に指されて教科書を読む時は、手足や声が震えてしまうほどつらかった。大学時代、「これでは自分はだめになってしまう」と合唱団のマネジャーを志願。二百人の団員をまとめ、合宿や演奏旅行の準備をしたりして、自身に「人の前でしゃべること」を義務付けていたという。今も趣味は歌うこと。がん撲滅を呼び掛ける著名人らの「スター混声合唱団」で副団長も務めた。

◆ドストエフスキー読破

 増田寛也氏(64) 東京大の学生時代、友人たちと一緒にレンタカーを借り、国内を旅行をするのが多かった。車で四国一周をしたこともある。「とにかくお金がなかったから、仲間とそんなことばかりしていた」。沖縄には一九七二年の本土復帰の半年後ぐらいに出掛け、「すばらしい自然に驚いた」。高校時代にはろくに授業に出ず、近くの喫茶店に入り浸って本を乱読。「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」などドストエフスキーの作品は、ほぼ読破したという。

◆ピラミッドの頂で絶叫

 小池百合子氏(64) 十九歳から五年間、エジプトに留学した。カイロ大で学び、一年目は落第。著書「小池式コンセプト・ノート」によると、暑い夏には水を張ったバケツに足を突っ込み、アラビア語の教科書を懸命に和訳した。進級のたび、高いビルなどの上で「万歳」と叫び、念願の卒業時はピラミッド登頂を計画。ジーパンで二十分かけて登り、「日本人らしく」と頂上で着物に着替えて絶叫した。ピラミッドは現在は登頂禁止だが、著書や講演で披露している逸話だ。

 主要3候補の発言や著書などから構成しています。

 

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