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東京都知事選

<都知事そもそも> (4)給料いくら、特権は?

 東京都知事の給料は条例で決まっていて、月額百四十五万六千円。毎年六月と十二月の年二回、一般のボーナスに当たる期末手当も支給され、年収は二千九百万円になる。交際費も認められ、舛添要一前知事は昨年度、香典など計十三件に七十四万円を支出した。

 一期四年間を勤め上げた場合の退職金は三千六百三十四万円。任期ごとに受け取ることができる。都によると、任期途中で辞職した舛添氏の退職金は二千百九十五万円という。

 知事執務室は都庁第一本庁舎七階に置かれ、広さは約八十平方メートル。内部にはシャワー室も備わる。会議室、来客用の応接室などもあり、実質的にフロアすべてが知事専用スペースだ。自動車での移動は専用の公用車を使う。海外出張はファーストクラスの利用も可能だが、舛添氏はそれで「出張経費が高額すぎる」と批判を受けた。

 首都の代表は厳重に身辺を守られる。首相や閣僚、主要政党幹部ら国の要人と同様、警視庁の警護官(SP)による警護を受ける。警視庁は警護対象者の決め方を公表していないが、都知事も危害が及ぶと国の治安に影響がある人物と判断しているためとみられる。

 

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