東京都知事選で鳥越俊太郎さんを推薦する民進、共産、社民、生活の野党四党の党首や幹事長が二十二日夕、東京・有楽町で、初めてそろって応援演説を行った。結束をアピールし、それぞれの支持基盤を固めるのが狙いとみられる。
四党は当初、無党派層への浸透を目指して政党色を薄める戦略だった。十四日の鳥越さんの出陣式には、都連幹部らが出席したがあいさつはしなかった。
応援演説で民進の枝野幸男幹事長は、野党共闘について「幅広い応援をしているのは、都政や日本の政治があまりに極端な方向に行っているからだ」と述べた。共産の志位和夫委員長も「都知事選は都民の命と暮らしがかかっているだけでなく、日本の政治の今後にも大きな影響を与える」と強調した。社民の又市征治幹事長と生活の小沢一郎代表もそれぞれ演説した。
増田寛也さんは同日、都内で個人演説会を開き、菅義偉官房長官が駆けつけた。
小池百合子さんは、一部の自民党の国会議員らの支援を受けて選挙戦を進めている。 （我那覇圭）
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