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東京都知事選

<託す>西多摩に目向けて

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◆燃料問屋店主・青木健治さん(69)

 幕末に創業された店のある五日市は、周辺の山の木材と炭が売買されて栄えた。しかし山の景気が悪くなり、寂しくなった。にぎわいを取り戻そうと、地域で新しいイベントを提案するなど活性化に取り組んでいる。

 地元が汗をかくのは当然だが、都や国の支援も必要。森林に恵まれ、多摩川の上流を育む西多摩地域は、東京のかけがえない財産だ。舛添要一前知事は、別荘のある神奈川県・湯河原を「奥多摩より近い」と言った。こっちに目が向いていないと痛感した。新しい都知事にはもっと目を向けてほしい。

 知事選では、都民と同じ金銭感覚の人を選びたい。税金の無駄遣いをしない政治と地域振興、安心して快適に生活できる街づくりを期待する。四年後の五輪は観光や地域振興のチャンス。しっかり準備してほしい。 (あきる野市)

 

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