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東京都知事選

<明日を託せるのは誰> (9)安倍政権

(届け出順)

◆−100点 「格差拡大した」

 鳥越俊太郎氏(76) 安倍政権を「戦後最悪の内閣」と位置付け、百点満点で評価すると「マイナス百点」。「選挙の時に公約になかった特定秘密保護法を突然、国民の反対を押し切って強行し、安全保障関連法も国民の過半数が反対している中で強行採決した」。安倍政権が進める経済政策「アベノミクス」についても反対している。「非正規雇用が増え、実質賃金も増えていない。格差拡大や貧困で、社会はおかしな方向に向かっている。この流れを変えなければいけない」

◆90点 「安定した政権」

 増田寛也氏(64) 安倍政権は「九十点」とし、「世界で最も安定した政権であると言っても過言でない」と評価。安倍晋三首相についても「就任以来、積極的平和外交を展開し、最近では伊勢志摩サミットの成功、オバマ米大統領の歴史的な広島訪問など外交面で成果を上げている」。アベノミクスについては確実に成果を上げているが道半ばとし、首相の「アベノミクスの果実を保育の充実や介護離職ゼロに活用する」という発言は、自身の公約と方向性も一致している。

◆90点 「積極的な外交」

 小池百合子氏(64) 自民党の推薦は得られなかったが、安倍政権への評価は「九十点」と高い。アベノミクスの積極的な金融緩和と財政政策は「停滞していた経済を刺激したが、いまだデフレ対策は喫緊の課題」とし、「成長戦略はまだ道半ば。東京が先駆けとなって日本全体をけん引できれば」と強調する。安倍首相については「地球を俯瞰(ふかん)する積極的な外交は日本の地位を確固たるものにした。熊本地震など有事対応も着実で、危機管理も十分に意識、実行されている」。

 

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