東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 東京都知事選2016 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

東京都知事選

<都知事そもそも> (8)選挙にいくらかかる?

写真

 東京都知事選は二〇一一年に四選を果たした石原慎太郎氏が任期を半分以上残して辞職後、後継とされた猪瀬直樹氏、その次の舛添要一氏がともに政治とカネの問題で辞め、五年で四回目という異常事態になっている。

 都選挙管理委員会によると、有権者数が千百二十七万人の都知事選の費用は、石原氏が四選を果たした一一年が約四十二億円、猪瀬直樹氏が初当選した一二年が約三十八億円、舛添要一氏が初当選した一四年が約四十六億円かかった。さらに、今回も、約四十八億円の補正予算を組んでおり、五年間で四回分の知事選費用は総額で百七十四億円超に膨らむ。

 前回の都知事選でかかった約四十六億円のうち九割近い約四十一億円は、都内六十二区市町村への交付金。約千九百カ所の投票所の運営にかかる人件費や会場設営費、ポスター掲示場の設営費などが含まれる。ほかに政見放送などの選挙公営経費が約二億円、投票を呼び掛ける啓発費用が約二億円、投票用紙作成などの執行経費が約一億円。

 ちなみに、昨年の大阪府知事選(有権者数七百五万人)の費用は約十四億円と、前回の都知事選の三分の一ほどだった。

 

この記事を印刷する