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東京都知事選

<明日を託せるのは誰> (12)最後の訴え

(届け出順)

◆鳥越俊太郎氏(76) 非核の旗掲げる 

 私は三つのゼロを申し上げています。待機児童をゼロにして、幸せな家族、幸せな家庭を築こうじゃありませんか。私が知事になったら待機児童をゼロにします。二番目のゼロは待機高齢者をゼロにすること。やがて大介護時代がやってくると言われています。知事になったら手をつけます。

 三つ目のゼロは原発ゼロです。原発はいりません。知事として、都民の命と財産を守るため、震災に備えて、東京から二百五十キロ圏内にある原発の停止と、最終的には廃炉を申し入れたいと思います。

 最後にもう一つ、私は一本の旗を掲げたいと思っています。都は非核都市宣言をしたい。都には核はいらない。核兵器はいらない。原発もいらない。両方ともいらない。高らかに一本の旗として非核都市宣言という形で皆さんの前にお見せしたい。

 ぜひ、新しい都政を取り戻しましょうよ、皆さんの手で。私一人でない。みんなで、みんなに都政を取り戻す。ぜひ実現したい。 (新宿駅前で)

◆増田 寛也氏(64) 混乱よりも安定

 今、都政に必要なのは安定だと思います。いたずらに都政を混乱させて、子育てや介護の問題を先送りにする、そんなことはやめましょうよ。

 今ただちに待機児童解消のプログラムを作って、現場で苦労している区長さんの後押しをすることが、都政には必要です。保育所は区の仕事。介護も区の仕事。それを都が区を予算で後押しする、そういうことが必要なんじゃないでしょうか。

 行政というのは関係者が連携して前に前に進めていくこと。都議会をいきなり冒頭解散したら、必要な都の予算、子育てや介護に回す予算が吹き飛んでしまいますよ。

 今、一番やりたいことは、皆さんの不安の解消。子育て、高齢化、さらには防災減災、テロ。こうした不安の解消をまず行って、この国際都市・新宿を東京のモデルに、さらにさらに東京を住みやすい地域にしていきます。都政の成果を必ず皆さまにお返しします。あたたかい、夢あふれる東京をつくっていきましょう。 (新宿駅前で)

◆小池百合子氏(64) 開かれた都政に

 あちこち回り、東京はあらためてグレート(偉大)だと思いました。東京をもっと輝かせてみせる。東京の宝物を探し、もっと磨いてみせる。待機児童も介護の問題も、何としてでも解決する。その信念を私は持っている。

 知事は皆さんに夢を与え、夢を共有し、同時に冷徹な経営者でなければならない。国際的な都市が競争しているから、国内のことだけ考えていたら負けてしまう。私は国際的な発信力を生かし、東京を世界の中で最高の首都にしてみせる。

 こんな都政があったのか、こんな知事がいるのかと、びっくりするような都政を実現したい。私はもはや国会に帰る場所はございませんので、目指す所のみ、皆さんと進んでいきたい。皆さんの一票は都庁への切符になります。

 ジャンヌ・ダルクみたいと言われるんですが、都庁に行っていろんなことが起こるかもしれない。でも、私は火あぶりになる覚悟で都庁に行きたい。開かれた都政を、必ずつくってまいります。 (池袋駅前で)

 

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