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都議選2017

<各党幹部に問う>(2)争点は「大改革」の是非 公明党都本部・高木陽介代表

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 −小池百合子知事の都政をどうみる。

 決定過程を含め、情報公開をしていく姿勢は大変評価している。公明党の結党理念は「大衆とともに」。小池知事が言う「都民ファースト」とは、都民の側に立つ部分で共通項がある。知事と対立して批判をするだけでは何も生まれない。協調できるところは協議して合意を図り、どんどん進めていく。

 −都議選の争点は。

 大きな争点は、小池知事が「東京大改革」と銘打って進める都政改革の是非。都政の課題は、豊洲市場への移転問題だけではない。待機児童や教育、貧困、高齢者の介護・医療、雇用などの課題も問われる。

 −小池知事が事実上率いる「都民ファーストの会」と選挙協力を結んだ。同会をどうみる。

 まだ候補者が出そろっていない。具体的な政策をどう出してくるのかを見極めないといけない。一方、東京を改革する流れは一致している。こういう点での選挙協力だ。

 −国政では自民党と連立政権をつくり、都政では自民党と対決姿勢を示す都民ファーストと協力する。「分かりにくい」との指摘がある。

 都道府県や区市町村の地方議会は、(一つの選挙区で複数の候補が当選する)大選挙区や中選挙区が多い。こうした選挙区では自民党とライバル関係で戦っている。都議選の中選挙区では自民党と戦い、選挙後の議会運営では連携を取りましょうとやってきた経緯がある。今回の対応も特別おかしな話ではない。

 −目標議席は。

 二十三人の全員当選だ。

 −どう戦う。

 過去六回の選挙では全員の当選を果たした。今回は投票率が上がるとみている。今までにない厳しい戦いになる。上がる分は「無党派」と呼ばれる人が多いだろう。無党派の人たちには、公明党が「東京大改革」の中軸であるということを訴えていきたい。 (聞き手・榊原智康)

 

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