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都議選2017

<各党幹部に問う>(5)多様性武器に改革進める 都民ファーストの会・野田数代表

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 −選挙が初めての新人も多いが、都議選をどう戦うのか。目標議席数は。

 小池都政へのイエスかノーかが問われている。昨夏の都知事選と同じで、ひたすら公約や政治理念を訴えていく。新人かそうでないかは特に気にしていない。都知事選の時も組織戦というより草の根で戦った。

 単独過半数なら大勝利、支持勢力と合わせて過半数なら勝利と位置付けている。

 −どんな未来を目指すのか。特に訴えたい政策は。

 例えば空港は(韓国の)仁川(インチョン)、港は上海、金融はシンガポールと言われ、東京は今、次々と抜かれている。人、モノ、金が集まるかつての東京を目指す。その「果実」を都民に分配していく。

 訴えたい政策の一番は情報公開。あとは議会改革だ。報酬削減や政務活動費の公開も含めて改革をさらに進めたい。

 −都民の一人一人にそれぞれ優先したい「ファースト」がある。都民ファーストを掲げるが、どう満足させるのか。

 多様な人材を公認候補にし、多様な都民のニーズを吸い上げようと思っている。この多様性こそが武器だと思っている。

 −候補者選びでは、筆記試験を課すなど慎重だった。

 地方議員は条例をつくることも仕事。公認候補はそれぞれの分野の第一線で活躍してきた人を集めた。優秀な役人と議論し、より良い政策づくりができる人材の集団だ。形骸化していた議会を変えていくのが最大の目的、目標でもある。

 −自民党都連との対決になる。

 正々堂々と戦えばいい話。何のコメントもない。

 −都議会では、自民党と蜜月だった公明党と選挙協力を結んだ。

 うちは排他的な組織ではない。良い政策は協力関係を築きながら取り入れ、かつての繁栄した東京を取り戻していきたい。 

  (聞き手・木原育子)

 

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