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都議選2017

<各党幹部に問う>(7)「局地戦必勝」へ地道に活動 日本維新の会・藤川晋之助選挙対策本部幹事長

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 −都議選の位置付けは。

 おおさか維新の会は昨年、日本維新の会に名称を変えた。大阪ではなく東京で「維新」の存在が広く知られる必要がある。そのためにも国政選挙並みに重要だと考える。

 −六人を擁立する予定だが、目標議席数は。

 「日本維新の会」という会派名で活動するためにも最低三議席は必ずとりたい。「おおさか維新の会」だった昨年の参院選は、世田谷区の比例代表で約三万五千人が投票してくれた。支持者を掘り起こし、しっかりつかめば三議席は可能だと思う。

 −何を訴えていくのか。

 築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への早期移転は、もともと維新が三月、最初に提言した。そこは明確に主張していく。地元の江東区にも候補者を擁立したいと考えている。「身を切る改革」の実現、地下鉄の一元化なども訴えていく。

 −どう存在感を出していくか。

 都議選全体としては、都民ファーストの会と自民党の対決という構図で、たくさんの候補者を擁立しても勝てない。「局地戦で必ず勝つ」という戦略だ。つまり街頭演説や選挙区をくまなく回るといった選挙の基本を徹底する。地道な活動で維新の潜在的な支持層をつかんでいく。

 −維新の政策の大きな柱の一つが統治機構改革だ。

 地域に権限をおろしていかないといけない。今の都政をみると、豊洲市場に盛り土がされていなかった問題をとっても不可解だし、どう意思決定されたのかが分からないままの状態だ。そういった役所のあり方にもっと切り込んでいく。有権者にとって難しい話に聞こえるかもしれないが、これからの都政のために、しっかり議論していきたい。 (聞き手・唐沢裕亮)

 

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