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<対決の構図> 千代田、中央、港、新宿、文京今後の都政の流れを左右する都議選の告示(六月二十三日)まで一カ月となった。各選挙区について、主な立候補予定者と対決の構図を紹介する。 ◆千代田区(一…2)自 中村彩 27 新 都 樋口高顕 34 新 =公 自民党都連幹事長を長年務めた都議会の実力者、内田茂=七期=が今期限りでの引退を表明。後継は公募で選ばれた中村。都民ファーストは、衆院議員当時の小池百合子知事の事務所でインターン経験がある樋口を擁立した。安保関連法制などに反対する超党派の区議らは、無所属候補の擁立を目指す。 ◆中央区(一…4)自 石島秀起 57 新 共 細野真理 35 新 維 神谷俊宏 35 新 無 立石晴康 75 現 移転問題が焦点になっている築地市場の地元。自民を離党した無所属現職と自民、共産、維新の新人が競う。自民は区議七期の石島を擁立。共産細野は築地市場再整備を訴える。元都職員の維新神谷は同選挙区での初議席を狙い、立石は九選を目指す。都民ファーストも候補を擁立する方針。 ◆港区(二…7)自 来代勝彦 72 現 自 菅野弘一 58 現 共 染谷ふみ子 65 新 民 大塚隆朗 57 元 都 入江伸子 54 新 =公 諸 鍋島久之 53 新 諸 飯田佳宏 44 新 自民は現職来代、菅野を立て、前回に続く二議席独占を狙う。都民ファーストは小池知事が主宰する政治塾塾生の入江を擁立、公明の推薦を受ける。前回次点に泣いた民進大塚は、返り咲きに必死。共産は新人染谷が出馬表明。諸派の鍋島と飯田も立候補する。 ◆新宿区(四…6)自 秋田一郎 50 現 自 大門幸恵 48 現 公 古城将夫 37 新 =都 共 大山とも子 61 現 都 森口つかさ 35 新 諸 菅沢治希 34 新 自民は四選を目指す秋田と、昨夏の補選で初当選した大門で二議席維持を狙う。公明は前回トップ当選の現職引退に伴い、新人古城を立てた。共産のベテラン大山は七選を目指す。都民ファーストの新人森口は、小池知事が衆院議員時代に秘書を務めた。諸派菅沢も初議席をうかがう。 ◆文京区(二…3)自 中屋文孝 51 現 共 福手裕子 40 新 都 増子博樹 57 元 =公 前々回、前回とも二議席目は小差で決まった激戦区。前回トップ当選した自民中屋は四選を目指す。共産は現職が引退し、区議の福手を擁立。元職増子は民進に離党届を出し、都民ファーストから出馬する。 ◇記事の見方 選挙区((1)…(2)) (3) 名前 年齢 (4) =(5) (1)は定数、(2)は立候補予定者数、(3)は公認党派、(4)は現職、元職、新人の区分、(5)は推薦。自=自民、公=公明、共=共産、民=民進、都=都民ファーストの会、ネ=生活者ネット、維=日本維新の会、社=社民、諸=諸派、無=無所属。掲載順は原則として都議会の党派勢力順。 (敬称略) PR情報
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