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都議選の投開票まで1カ月 小池知事、自民都連幹部らの舌戦過熱東京都議選の投開票(七月二日)まで一カ月を切り、最初の週末となった三、四の両日、地域政党「都民ファーストの会」の代表に就任したばかりの小池百合子知事や、知事に対抗する自民党都連幹部らが都内各地で演説した。互いを意識した弁舌に、事実上の選挙戦が熱を帯びた。 小池氏は四日、多摩地域での街頭演説の合間に、都民ファーストの会が選挙協力する地域政党「東京・生活者ネットワーク」の合同決起集会(新宿区)であいさつし、「東京を変えるチャンスです」と訴えた。 三日も代表就任後初めての街頭演説で多摩地域を回り、小平市内の駅前で「改革に向けてまず議会から変えていきましょうと、その流れをこの都議会選挙で確実にしたい」と力説した。 知事と議会の「一体化」には、二元代表制の原則から問題視する指摘が少なくないが小池氏は「知事と議会が車の両輪でスピード感を持って同じ方向性を向いて、メガシティーを前に進めていく」と主張。都議会の主導権を握ってきた自民党を念頭に「古い議会から新しい議会に変えてください」とアピールした。 一方、自民都連の下村博文会長は四日、港区内の演説で「小池都知事の批判ばかりをしているわけではない」としつつ、築地市場の豊洲移転問題を持ち出し「小池知事は豊洲について決断をしない」と批判。市場移転が、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの道路整備などと関連していることを踏まえ「東京五輪の準備も危うい状況だ」と訴えた。 応援を受けた立候補予定者も「知事はメディアが飛び付くフレーズを常に発信しているが、一つ一つ進めることが政治だ」と対抗心をあらわにした。 PR情報
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