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都議選2017

武蔵大生が奮闘「投票を身近に」 若者啓発で練馬区選管に協力

都議選に向けて啓発グッズやイベントを企画した武蔵大学の学生たち=練馬区役所で

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 23日告示の都議選に向け、武蔵大学の学生たちが、大学のある練馬区の選挙管理委員会に協力し、若者の投票率向上策を考えている。投票を身近に感じてもらおうと、講義を受け持つ大学教授を候補者に見立てた模擬投票や、投票所に足を運んでもらうための啓発グッズなどを企画している。 (川上義則)

 学生たちはインターンシップ(就業体験)として区選管の仕事を手伝う一〜三年生の男女十二人。主に二つの分科会に分かれ、五月中旬から週に一度、区役所に集まって区選管の職員と一緒に議論したり、大学内でアイデアを出し合ったりしている。

 一つの分科会では、二十九日に武蔵大学内で学生向けに実施する模擬投票の内容を練っている。武蔵大学では七年前の参院選でも実施し、学生たちは実際に立候補した候補者名で投票した。今回は大学の教授七人を候補者に見立て、それぞれの選挙公約などを基に投票してもらう。

 人文学部三年の井関加菜乃(いせきかなの)さん(21)は「学生に身近な人に投票してもらうことで、選挙に親しみを感じてもらおうと企画した」と説明した。

 もう一つの分科会では、啓発グッズのアイデアを話し合った。「奮って投票に行きましょう」との意味を込めた小袋入りの「ふりかけ」のほか、「18禁」と書かれたポケットティッシュのデザインに「大人の世界へようこそ」というキャッチコピーを添えた。

 経済学部三年の工藤和貴さん(20)は「若者に受けるように、堅苦しくないものにした」と話す。

 区選管の阪田真司(さかたまさし)事務局長は「練馬区は若者に対する啓発に力を入れており、昨年の参院選では十代の投票率が都内平均を大きく上回った」と若者向けの啓発活動は効果が高いと指摘した。

 区選管はインターンシップ生と協力し、十六日午後六時半〜七時半、練馬区役所で、タレントのたかまつななさんを招いた都議選の選挙啓発講座を開く。入場無料。定員百人。申し込みは区選管=電03(5984)1399=へ。

 

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