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都議選2017

党首ら告示日 激戦区で応援 国政選並み演説

 東京都議選で主な政党の党首らは、告示日の二十三日午前、激戦区を中心に応援演説に入る。

 自民は二階俊博幹事長が、都議会幹事長の現職が出馬する北区に入る。定数が三に減った激戦区。小池百合子知事が代表の地域政党「都民ファーストの会」の幹事長が出馬を予定しており、対抗心を燃やす。

 公明は目黒区を重点区と位置付け、山口那津男代表がJR目黒駅前で演説。一九八九年の都議選で議席を落とした選挙区で、党本部事務局は「激戦となることが多い厳しい選挙区なので」と引き締めを図る。

 共産は志位和夫委員長が「都庁のお膝元」の新宿区へ。党関係者は「国政選挙でも新宿で第一声を上げるのが定番。国政選挙並みに臨む」。

 民進は蓮舫代表が、三期目を目指す現職が立つ中野区に入る。党本部は「定数が減って激戦が予想され、党の重点区でもある。ここから選挙戦を始める」と意気込む。

 都民ファーストの小池代表は、新人女性を擁立する渋谷区で選挙戦をスタート。小池氏は都知事の公務もあり、陣営は「都庁からも近い」と話す。

 東京・生活者ネットワークは、都議を引退する西崎光子共同代表の地元、世田谷区で新人を応援。事務局は「ネットの母体となった生協の関連施設がある縁もある」と説明する。

 日本維新の会は、現職が出馬する大田区に代表の松井一郎・大阪府知事が入る。社民は、新人を擁立する世田谷区で吉田忠智党首が演説する。

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