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都議選2017

自・「都民」対決ゴング 「1人区」全7区擁立

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 二十三日告示された東京都議選(定数一二七)は、全体の勝敗に影響する七つの一人区の行方が注目される。前回二〇一三年は、自民が安倍晋三首相の高支持率の下で総取りした。前々回の〇九年は、旧民主が政権交代ムードを背景に、推薦の無所属候補一人を含め島部以外の六選挙区を制した。今回、自民と都民ファーストの会は、それぞれ七選挙区すべてに候補者を擁立して力を入れている。 (原昌志)

 自民は三人の現職と四人の新人で前回同様の全勝を目指す。都民ファーストは全員が新人だが、いずれも公明から推薦を得た。一部は東京・生活者ネットワークの推薦も受ける。

 前回七選挙区で擁立した共産は、公認候補を昭島市と島部に絞り、千代田区など四選挙区では無所属候補の推薦に回った。前回三選挙区で候補を立てた民進は武蔵野市の元職一人のみ。

 一人区で注目の選挙区は、自民の重鎮・内田茂氏の引退を受け、自民と都民ファースト、無所属の各新人らが対決する千代田区。移転問題で揺れる築地市場を抱える中央区も、五人が市場の移転問題を巡って舌戦を繰り広げる。

 このほか、今回は〇一年以来の定数是正が行われ、町田市と北多摩第三で各一増、中野区と北区で各一減となった。「一票の格差」は、是正時に基準とした一五年国勢調査で、議員一人当たりの人口が最少の千代田区(五万八千三百四十四人)と、最大の武蔵野市(十四万四千六百八十三人)の間で二・四八倍となった。

 

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