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都議選2017

<都議選 駆け歩記>

◆パンダ誕生の地元で

 上野動物園でジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生したお祝いムードを盛り上げようと、動物園のある選挙区の新人候補は告示前の街頭演説で、パンダの着ぐるみとともに登場した。

 通りすがりの観光客からも注目を集めるパンダ。候補も負けじと笑顔で手を振り握手を求める。赤ちゃんパンダのぬいぐるみも登場し記念撮影を促すと、写真に収めようとする観衆がどっと押し寄せた。

 観衆の写真の中心に納まったのはパンダか、応援に駆け付けた大物弁士だったか−。支援者は「パンダが誕生した地元で、新しい議員も誕生を!」と、候補にも注目を呼び掛けていた。 (台東区で)

◆運動会行けず平謝り

 五、六月は運動会シーズン。ある陣営の区議は告示前、候補予定者の演説と長男の運動会の日程が重なり、板挟みで悩んでいた。

 ムカデ競走やリレー観戦を楽しみにしていたが、選挙を選んだ。長男には「父ちゃんは仕事だから、ごめん」と平謝り。当日は、マイクを握って候補者をアピールしたり、うちわを配ったり、汗をふきふき応援にいそしんだ。

 おわびにと、長男にデコレーションケーキを買って帰ったところ「新しいグラブが欲しい」と返ってきたという。区議は「賢いね」と苦笑い。 (北区で)

      ◇

 記者が見聞きした都議選をめぐるこぼれ話を「都議選 駆(か)け歩記(あるき)」として選挙期間中、随時掲載します。

 

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