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都議選2017

<政党アンケート> 小池都政の評価

 小池百合子知事の就任からまもなく一年となります。小池都政を評価しますか。

 (1)評価する(2)やや評価する(3)あまり評価しない(4)評価しない

◆自民 五輪準備の遅れ懸念

 (3)あまり評価しない

 豊洲市場移転問題で、都政に停滞や混乱を招き、市場関係者を分断した。また、五輪開催準備の大幅な遅れを懸念する。さらに顧問団をつくり側近政治により都政全体を停滞させている。一方、わが党の政策提言を、計画や予算に反映させたことは一定の評価。

◆公明 身近な政策前進した

 (1)評価する

 都議会公明党が重視する福祉・保健、教育、安全・安心等の分野の政策に理解があり、今年度予算で私立高校授業料の実質無償化、学校トイレの洋式化、無電柱化など暮らしに身近な政策が大きく前進した。今後、都政全般にわたる大胆な改革に連携して取り組む。

◆共産 大型開発優先は問題

 選択せず

 認可保育園増設、私立高校授業料無償化など前進面があるが、4兆円もかかる外郭環状道路建設推進の立場を表明するなど、大型開発優先を前都政から継承しているのは問題。豊洲移転方針は、食の安全に責任をもち「築地を守る」ことと両立しない。

◆民進 子育て施策実現期待

 (2)やや評価する

 いわゆる「口利き」の記録化をはじめ、公文書管理条例の制定など、都政の情報公開に取り組んできたことは評価する。また、保育士の給与改善や私学助成の拡充などの取り組みも評価する。今後とも、子育て施策の実現に向けた取り組みを期待したい。

◆都民 都民との距離縮めた

 (1)評価する

 情報公開を徹底することにより、これまで不透明だった問題点が周知され、都民の関心を高めたことで、都政と都民の距離を縮めることができた。五輪経費の無駄な増大を抑えたり、予算の政党復活枠を廃止したり、具体的に無駄のない都政運営を実行されている。

◆ネット 情報の公開 一歩前進

 (2)やや評価する

 昨年9月に就任して以来、「東京大改革」を掲げ、これまでの都政の深い問題が明らかになってきたことは確実であり、情報公開や公文書管理の仕組みが一歩前進したこと等、評価している。

◆維新 都政注目大きな功績

 (2)やや評価する

 都政がこれほど注目されるようになったのは、小池知事の大きな功績だ。しかし問題提起の後の問題解決はできていない。その結果、五輪準備も遅れ豊洲移転の判断も遅れ、時間を空費し税金を浪費してしまった。責任の所在の明確化はできたが、その後が続かない。

◆社民 脱原発政策など必要

 (3)あまり評価しない

 東京五輪の会場問題を社会問題にしたが、この問題は過去の負の遺産の処理に過ぎず、東京大改革の政策ではない。都の新年度予算も都議選向けの予算になっているのではないか。首都東京からの脱原発・再生エネ推進などの未来への政策が必要だ。

 

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