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都議選2017

投票後押し「センキョ割」各地で アトレ大井町店では「期日前優待」

商品の割引などの特典を受けられる「期日前投票優待券」。期日前投票所の入り口に2日間設置する=26日、東京都品川区のアトレ大井町店前で

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 東京都議選で、投票した人が商品の割引などを受けられる優待キャンペーンを、各地の商業施設などが企画している。投票率と集客のアップを目指した試みだ。

 28日から7月1日まで期日前投票所が設けられる品川区のJR大井町駅ビル「アトレ大井町店」。優待キャンペーンは28、29の両日で、店内の全85店のうち飲食店や洋服店、書店など27店が参加する。期日前投票所の入り口に、参加店を掲載したチラシと名刺サイズの優待券2000セットを置き、投票した人が自由に持ち帰れるようにする。

 参加店で優待券を提示すると、先着50人に「じゃがいもコロッケ」をプレゼントしたり、1ドリンクをサービスしたり、女性用の洋服を2割引きにしたりする特典が付く。高橋弘一郎店長(51)は「仕事帰りなどに、買い物がてら投票に足を運んでほしい」。

 下北沢、自由が丘、渋谷、池袋などの飲食店を中心に70店舗以上が参加するのは「センキョ割」。期日前投票も含めて都議選で投票すれば、7月2〜16日に商店で料金割引などが受けられる。

 どの選挙区の有権者でもOKで、条件は自治体発行の投票済証明書や、投票所の看板の前で自分を写した写真を提示すること。センキョ割を2012年から企画している世田谷区のPR会社「ワカゾウ」の佐藤章太郎社長(44)は「投票を七夕のような日常の文化にしたい」と意気込む。

 13年の前回都議選の投票率は43.50%。都選管によると、今回は24日と25日の2日間で期日前投票をした人が18万4571人と、前回の同時期と比べ1.44倍に増えた。 (増井のぞみ)

 

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