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都議選2017

<政党アンケート> (6)市場移転

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 小池百合子東京都知事は、築地市場(中央区)を豊洲新市場(江東区)に移転させた上で、築地を再開発して市場機能も持たせる併存方針を示した。この知事の「基本方針」について、どう考えるか尋ねたところ、八党の評価は割れた。

 「評価する」とした公明党は、「安全・安心を確保して豊洲移転を」との党の提案に沿ったものと受け止め、「築地の活用は関係者、都民の意見を聞きながら検討」を求めた。都民ファーストの会も「築地ブランドを守る」ことと「豊洲を物流拠点にする」ことは「双方の長所を生かした解決策だ」と賛同した。

 「やや評価」の民進党は「築地を守る方針は評価する」としつつ「具体性を欠く。税金投入の有無も不透明」と指摘。「あまり評価しない」の共産党は、「築地の市場機能を残すとしたことは評価」とするとしながらも「移転は中止し現在地再整備の真剣な協議を」と求めた。

 「評価しない」と答えた自民党、日本維新の会、社民党は手厳しく批判した。自民は「具体的内容を一切示さない机上の空論。新たな夢をでっち上げ、問題を先送りしただけ」と論評。維新も「豊洲か築地か分からず、選挙ファーストで中身もない」、社民も併存案は「持続性の観点からも破綻を意味する」とした。

 選択肢を選ばなかった東京・生活者ネットワークは、移転反対の立場を示し「詳細が不明で評価は困難」とした。 =おわり

 

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