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都議選2017

信用できる人か吟味を 「時事芸人」として活躍・プチ鹿島さんに聞く

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 昔ながらの「保守対リベラル」という対立軸ではなくて、自民と都民ファーストという「保守対保守」の戦い。ただし、小池知事が対決している相手はあくまでも都議会自民党であって、政権批判は避けている。小池知事と安倍首相は「甘噛(あまが)み」し合っているように僕には見える。都民ファーストが躍進したら「保守の中の席替え」と言えるだろうし、長い目で見れば自民党や保守にとって実は痛手にならないのでは。

 都議選が国政の最初のリトマス試験紙になるという理屈は分かる。けれど、そうならば都議は風ひとつで決まるのか。風によって左右されるのに僕は懐疑的。今回はこの党を勝たせようと党だけを重視すると、都議の顔が見えなくなる。

 国政では今、不祥事続きの自民党の衆院当選二回議員が「魔の二回生」と言われる。都議会では三年前、女性蔑視ヤジ問題があった。ひどいと感じたし、笑った人、黙認した人も含めて議場にいた全員が当事者だと思う。党や政策を見比べるのはもちろん必要。けれど、自分の選挙区の候補だけは今まで何をしてきた人なのか、信用できそうかそうでないかと最低限、人柄を吟味した方がいい。

 

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