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都議選2017

なぜ自民に投票しなかったのか 「傲慢すぎる」「信用できない」「今回は拒絶」

 有権者は、なぜ自民に「ノー」を突き付けたのか。前回の都議選で自民に投票し、今回は別の選択をした人々にその理由を聞いた。

 都民ファーストに票を投じたという千代田区の会社員星悠樹さん(30)は「自民は安倍さんをはじめ、共謀罪法案をろくに説明しないまま採決を強行するなど、最近のイメージが悪すぎる」と指摘。同様に「都民」に入れた同区の主婦(60)は「稲田朋美防衛相の失言や加計(かけ)学園問題など、自民は混沌(こんとん)としている。今回は小池都政にかけてみようと思った」と明かした。

 立川市の主婦神原(かんばら)宏子さん(76)も、最近の自民の姿勢に疑念を隠せない。「加計学園の問題で、自民は絶対に真実を隠していると思った。防衛相の発言も、言ってはいけないこと」。今回は「都民」に入れた。「これまではほかに代わる政党もないと思っていたが、都民ファーストは勢いがある」。同市の会社経営男性(57)も「都民」へ。「自民は実行力があるので支持してきたが、今は傲慢(ごうまん)すぎる」

 祖父が自民党員という同市の会社員細井潤子さん(50)は、これまでは自民一本だったが、今回は「都民」に入れた。「小池知事の政策に感銘を受けた」

 板橋区の高校教員の男性(58)は、今回は共産に。「自民は信用できなくなった。教員だから、元文科相のヤミ献金疑惑の報道に、がっくり来た」。同区の元幼稚園教諭の女性(80)も共産に入れた。「幼稚園では、子どもにうそをつくのはだめと教えてきたから、自民には入れない」と話した。民進に入れた同区の理容業男性(47)は「安倍さんの森友・加計学園疑惑がはっきりしないのが大きい。今回は自民を拒絶して、地元が同じ候補者にした」と淡々と話した。

 

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