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都議選2017

新宿区 共産・大山さん7選 「議会で存在感示したい」

支援者と喜び合う大山とも子さん=新宿区で

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 定数四に対し七人が立候補した新宿区では、共産現職の大山とも子さん(61)が七選を果たした。午後八時すぎ、テレビで「当確」の報が流れると、選挙事務所は拍手に包まれた。

 支持者と握手を交わした大山さんは「今回は共産への期待を感じた。公明が都民ファーストと選挙協力をしたが、都政の闇をつくってきたのは自公。それで改革ができるのか。今後も調査と確認、提案を続け存在感を示したい」と語った。

 大山さんが幹事長を務める党都議団は数々の都政の問題点を指摘し、昨秋には豊洲新市場を現地調査して土壌汚染対策の盛り土がないことを明らかにした。

 選挙戦では「市場の豊洲移転中止、築地再整備へ全力」を掲げ、街頭演説で「食の安全と築地ブランドを守る」と強調。区民千八百人以上から回答を得たアンケートを基に、都営住宅の新規建設や、七十歳以上が一定料金で交通機関を利用できる「シルバーパス」の費用負担軽減など暮らしに密着した施策も訴えた。

 加計学園などの問題に関する国政への批判票も取り込もうと、自公政権との対立軸を打ち出し、「都民の怒りで安倍政権にノーを突きつける」とも主張した。

 

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